きらめく夜景と
美味なる料理に 魅了される、
至福のひと時。

Azure Restaurant 
アズーア・レストラン

ハワイのダイニングシーンは、ここ数年で進化してレベルもグングンアップしています。
そして今号の特集「大人もハマる、新ワイキキ」フード編の筆頭を飾るのは、
ロイヤル・ハワイアン・ホテルのファインダイニング「アズーア」。
このレストランが、か・な・り・おもしろい状況になってきています。
才能あふれる優秀なシェフひとりの着任で、レストランはここまで変わるのか。
そんな思いに駆られました。ご覧ください、このふた品!
ハワイ島コナ産のロブスターといえば、ハワイ名物として様々な調理がなされてきましたが、
円を描いて食花を纏い、こんなにキュートな出で立ちに!
レモンとバジルのソースが身の甘みを引き立てトロけるようなおいしさ。
左のお刺身も美しさと斬新なアイデアが両立しています。

その日の朝、魚市場で競り落とした新鮮なマグロとハマチをお刺身にした「オークションブロック刺身」$26。一般的なワサビ醤油ではなく、アボカド・クレマやレモンの皮で作ったソースをつけていただく、アズーアならではのメニューです。例えば中央の赤身の左側に添えられた、一見チューブから出された練りワサビに見えるものは、実はピリッと味付けしたアボカドのクレマ。驚きと美味の感動を演出する技のひとつです。
「コナ産ロブスター」$31は、ブイヨンで火を通したロブスターに地元産の野菜やカラフルな食用のエディブルフラワーも添えられた、見た目も華やかな一品。レモンやココナッツミルク、バジルオイルなどで味付けされていて、暑い日にもぴったりの爽やかな風味です。

繊細で美しいひと皿を創り出す、日本人シェフの卓越した感性と技。

左:「モダン・ブイヤベース」$52は、コナ産ロブスターやカウアイシュリンプなどにNOスープでアズーア風のアレンジを加えた一品。ソテーした魚介類にマウイオニオン、サフランルイユなどのピューレスタイルのソースが添えられています。右:ハワイ産ビーフのフィレステーキとロブスターを組み合わせた「ビーフ&リーフ」$65。お肉とシーフードを一緒に楽しめます。
左:総料理長に就任したシンゴ・カツラ氏。柔道経験があり、いかにも男らしい見た目の彼ですが、作る料理は美しく繊細で、そのギャップに驚かされます。日本人の細やかさと米本土のミシュラン星付きレストランで培った技をもって、ハワイの食材を生かした創作料理を作りあげています。右:デザートの「ホワイトチョコレート・ムース」$13は、ホワイトチョコのムースの下に、ホテル名物のバナナブレッドが隠れています。

前述した「技術と才能にあふれるシェフ」という方がこちらのシンゴ・カツラ氏。生まれも育ちも京都ですが13歳まで。家族でハワイに移り、お父様はレストランを経営。

三つ子の魂百までの通り、日本の味のDNAを受け継ぎ「父の料理で育った」のも、今考えれば自然な流れの英才教育だったかも。

柔道に青春を賭けていましたが、ケガしたことで「もう、料理しかない」とカリフォルニアのカリナリースクールへ。すると一気に才能が爆発し、同州メンロパークにある五つ星ホテル「ローズウッド・サンドヒル」のメインダイニングでミシュラン星に輝く「マデラ」へ着任しグイグイ昇進。

その後サンノゼの高級レストランの料理長などを歴任し、昨年アズーアの総料理長へ。

日本人らしい繊細さ、ハワイ人らしい大らかさ、メインランドでしのぎを削り獲得したスキルとハートの強さ。若くして人望と実力でチームスタッフをまとめあげ、一段レベルの高いレストランに仕上げています。

ビーチサイドに位置する、セミプライベートな空間のカバナ席は最高にロマンチックな雰囲気。夜の優しい潮風に白いカーテンとキャンドルの光がふわりと揺れ、赤紫に染まった空にワイキキの街の灯りが瞬き始める夜景を望みながら、ここでいただくディナーは格別です。

カスタムメイドのバーボンやラム酒も!紳士淑女が集う、大人のバーが誕生。

最近、弊誌ディレクターはこのバーにハマっています。
昨年7月に改装オープンした「バー・アット・アズーア」。

店内中央にある7席ほどのカウンター。バーテンダーの背後には窒素を使用して酸化を防ぐグラスワイン用の新型ディスペンサーを設置。なんと18本が並び、それだけグラスで飲み比べできるのです。

ワインすべてのセレクトは、総支配人マイカさん自ら。彼は元リカー卸業者の目利き人。料理との相性を指南しながらこの店に卸していた酒のプロが転じただけあってラインナップは秀逸です。

女性と訪れるなら腕利きバーテンダーがシェイクするオリジナルカクテルに舌鼓を打つもよし。男一人酒ならここにしかないバーボン、アズーア・スペシャルのメーカーズマークをロックで。

マイカ氏がケンタッキーの蒸留所に赴きインナーステイブ(原酒に沈める焦がしたオーク板)を選び、10枚沈めて9ヵ月間寝かしたプライベートセレクトです。唯一無二の琥珀色。おなじみの赤い封蝋ですがボトルの型も味もスペシャルです。

左:グラスも個性的な「ザ・ホオマハ・マティーニ」$18。ハワイ語で「休暇」を意味する「ホオマハ」という言葉が名前に使われ、ウォッカをベースにフレッシュなキュウリとミント、ライムの風味がとても爽やかで、飲むとリフレッシュできる一杯です。右:手前がアズーアオリジナルブレンドのバーボンを使用した「オヒア・アイ・サワー」$19。バーボンの甘さとハニーシロップの甘さの調和が絶妙で、削ったシナモンが清涼感をプラスしています。奥はシグネチャーカクテルの「アズーア・マイタイ」$18。オアフ島産のコーハナラムやオレンジキュラソーなどがブレンドされています。
店内にあったバーエリアが改装され「バー・アット・アズーア」として新登場。広々としたカウンターではお酒だけでなく、レストランで提供されるお料理も食べられるので、あえてこの席を指定するゲストも。もちろんディナーの前や食後の一杯をここで楽しむ、というオシャレな使い方をしている食通たちも多くいます。
アズーア・レストラン

住所/2259 KalakauaAvenue, Honolulu(ロイヤル・ハワイアンホテル内)
電話/921-4600
営業時間/17時30分~21時(バーエリアは17時~23時)
定休日/無休
支払方法/A.D.J.M.V.
HP/royal-hawaiian.jp
日本語メニューあり。