第2タワー完成で、全館グランドオープン!
名門のレジデンスホテル。

The Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach 
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ

 2018年10月15日、2棟目のダイヤモンドヘッドタワー開業をもって、グランドオープンを迎えたリッツカールトン・ワイキキ。

キッチンやリビングを備えたレジデンス型の「優雅に暮らすハワイ」を実現する名門ホテルの完成です。552室すべてがオーシャンビューという贅沢さに加え、2つのインフィニティプールも客室もリッツの名に恥じない品格と高級感に満ちていました。さあ、ハイエンドなハワイ滞在の世界へ。

左:こちらは2016年7月にオープンした1棟目エヴァタワーの7階にあるインフィニティプール。ジャクジーも備わっていて、2棟目のインフィニティプールも完成したことで、静かに過ごしたいゲストのためのアダルトプールになる予定。右:新館ダイヤモンドヘッドタワーの9階にあるコンシェルジェラウンジ。
左:プールサイドでは、スタッフがタオルで作りあげたカメがお出迎え。ゲストを笑顔にするおもてなしのひとつです。右:エヴァタワー8階のフロントデスク。チェックイン時に供されるのは、冷たいおしぼりとアイス・スラッシュ状のジュースと少量のラム酒。お好みでスラッシュに入れる、大人のための粋な計らいが。

ワイキキにありながら、ワイドに見渡すパノラマビュー。気分は爽快、この上なし!

Pool&Restaurant

新しく完成したダイヤモンドヘッドタワー側のインフィニティプールには、水に浸かる感覚でドリンクなども楽しめるシート、インプール・ラウンジャーが浅瀬に並び、大人のゲストに好評でした。このパノラマビューに加え、ブルーのパラソルがハワイの陽光に爽やかに映えて、ビーチサイドベッドに寝ていても気分がグッと上がります。

「このホテルは、とにかく視界が広い!」。
グランドオープンを迎えた時の印象です。エヴァタワーのフロントロビーを通り8階のスロープで新しいインフィニティプールのエリアへ。

フォート・デ・ルッシー公園の緑を越えて太平洋まで見渡せるパノラマビュー。高層ビルが建ち並ぶワイキキにありながら、8階のデッキでここまで豊かな眺望を湛え、突き抜けた爽快感を味わえるのは、なかなか稀有で贅沢な空間です。

プールサイドベッドに横たわっても、水の中に浸かっていても楽しめる眺望が、そこにいる者にもたらす開放感…。水にプカリと体を浮かせ真っ青な空に流れる雲を見上げていると、日々の生活で固まっていた自分の中の「芯」が、ゆっくりと溶けていきました。サンセットタイムも絶景。眺めるのはプールサイドもいいのですが、上の写真のバーカウンターもおすすめです。そのワケは上記説明とAR動画で、ぜひご覧あれ。

NEWタワーのデッキエリアにある、オープンエアレストラン「ホライズン・グリル」。ソファシートからもプール越しに眺望を楽しめますが、おすすめは夕暮れ時のバーカウンター。奥の壁が鏡張りになっていて、そこに映り込む夕焼けが、これまた申し分なく美しいのです。

Room

ゲストの五感を刺激する客室。室内に入って行くときは、まず、「音」から愉しんで。

One Bedroom Suite, Grand Ocean View
1ベッドルームスイート・グランドオーシャンビュー

エヴァタワーはデラックスレベル(9~ 22 階)、グランドレベル(23 ~32 階)、プレミアレベル(33 ~ 36 階)の3タイプに大別され、こちらは32 階の1 ベッドルームスイート、76㎡。ウォールナットフローリングのリビングエリアと寝室には、高貴さ漂うアジュール・ブルーのカーペットが敷かれています。この淡い色味が実に秀逸で、室内の優しさと品格を演出。寝室では外光によりカーペットの色が反映してほのかに白壁を彩り、それがさらに安らぎを醸していました。

「リッツ・カールトン・ワイキキの客室は、まず『音』から楽しむ」。
それが弊誌のおすすめです。

50㎡を超えるゲストルームは、ドアを開けると床が世界三大銘木のひとつ、アメリカン・ウォールナットを贅沢に使ったフローリング仕様。

落ち着いた色合いと木目が美しく、踏み入れるとこの木材ならではの心地好い靴音がコツコツと響くのです。強度が高く衝撃に強いクルミの木ならではのサウンド。使い込むにつれ風合いを増すことも魅力の木だからこそ、ここにチェックインする時は、ぜひ革靴やヒールで訪れていただきたい。

「リッツに泊まる紳士淑女なら当然」と言われそうですが、「ハワイだからカジュアルでいいや」とスニーカーやサンダルで踏み入れては、到着時にせっかく味わえる感性への刺激と高揚感を逃してしまいます。

まずは音から。五感を揺さぶるラグジュアリーなホテルレジデンスの「ディテール」を存分に愉しんでください。

左:グルメキッチンにはドイツMiele 社の機器が並び、テーブルトップは濃いグレーのグラニットストーン。キャビネットや冷蔵庫の前面にはオーク材が使われていました。中:グラストップのダイニングテーブルには来客のことも考えて6 名座れるレザーシートチェアが。右:グランドレベルの32階客室のベランダからの眺め。公園の緑と海のブルーが美しいパノラマビューですが、タワーの前には視界をさえぎるものがほぼないので、下のほうのフロアでも十分に眺望を楽しめます。

左:ベッドはシモンズ社による、リッツカールトン限定の特注もの。それを覆うシーツや枕カバーはセレブも認めるイタリアの高級リネン「フレッテ」。ベッドヘッドにはレザーが使われていて、テレビを観る時などに体を起こして頭を預けても感触がいいのです。レザーの色はシーフォームグリーン。カーペットのアジュールと、素敵な調和が施されていました。中:歯ブラシからルーファーまで揃うバスアメニティは高級英国ブランド「アスプレイ」で統一。右:表面がワッフル地で着心地のいいバスローブもスリッパもリッツカールトン・エクスクルーシブアイテムです。

左:「マーブル・バスルーム」と呼ばれているだけあって、チベット産の白大理石がふんだんに使われた浴室には、巨大なバスタブとガラス張りで独立したシャワーブースが。右:広々としたウォークインクローゼットがバスルームのすぐ横にあって身支度にもとても便利です。セーフティボックスもここに備わっています。

左:清潔感ある上品なライムストーンが使用された洗面ルーム。ダブルシンクの洗面トップは広々していて、化粧品なども十分に置けるスペースが確保されています。右:スイートルームだけでなく、全客室に備えられた大型洗濯機と乾燥機。これがホテルコンドの良いところ。「暮らすハワイ」には欠かせません。

日本人ゲストのために、クイーンベッド2 台の客室をNEW タワーに設定。

Studio Double Bed, Deluxe Ocean View
スタジオダブルベッド・デラックスオーシャンビュー

寝室とリビングダイニングが完全に分かれていないので、スイートではなく「スタジオ」の名称ですが、通常のホテルならジュニアスイートに相当する造りで69㎡もあります。ウォールナットフローリングなどはスイートと同じで、高級感も申し分なし。ドア側からベッドエリア、キッチンダイニング、リビングの順に並んでいます。間取り図では1ベッドになっていますが実際は左上写真のように2ベッド。(図は実際とやや異なります)。リビングのソファはプルアウト式でフルサイズのベッドに。最大定員4名。

2018年10月にオープンしたダイヤモンドヘッドタワーの中でも、特に日本人ゲストを意識して造られたのが、クイーンサイズベッドを2台設置した、こちらの客室です。

「日本人のツインタイプ好き」にオープン当初から対応。部屋の名称にも「ダブル」を付けて強調し販売しています。欧米人はキングタイプの1ベッドを好むだけに、ホテル側としてはリスキーですが、そこをあえて。

また、全客室のバスルームに手持ち式のシャワーヘッドを導入したり、ゆったりと浸かれる大きく深めのバスタブ、そしてTOTOのウォシュレットも552室すべてに設置するなど、ホテル全体で日本人ゲストを重視していることが窺えます。ただ、お好みや事情もあるでしょうが、ハワイ通・海外通を自負されるご夫婦・カップルなら、1キングベッドルーム利用にそろそろ慣れたほうが、泊まれる客室バリエーションもグッと増えるだけにおすすめです。

ダイヤモンドヘッドタワー10~25階の客室ナンバー末尾06号室。写真は2406号室。ドアを入るとまっすぐ伸びる廊下の左手にこのベッドスペース。日本人ならふたりくらい寝られそうなクイーンサイズベッドが2台鎮座していました。
左:広々としたダブルシンクの洗面台には、お化粧用に便利な拡大鏡も置かれていました。シャンプーやボディローションなどのバスアメニティはスイートルーム同様、パープルカラーが印象的な英国ブランド「アスプレイ」。右:こちらの部屋にも、洗濯機と乾燥機は完備。
大理石と御影石をふんだんに使用した浴室で、手持ち式ヘッドのシャワースペースがバスタブから独立しています。

二面採光の角部屋は、海の景色も街の灯りも満喫できるお得なビュー。

Studio Superior Corner, Deluxe Ocean View
スタジオスーペリアコーナー・デラックスオーシャンビュー

ダイヤモンドヘッドタワーの、海に向かって右端に位置する角部屋がこちら。10~25階のルームナンバー末尾01番で、59㎡もの広さがある客室はL字型になっていて、床から天井まである大きな窓からはシティビューとオーシャンビューの両方を楽しめるという、角部屋ならではのメリットが。昼はキッチンに立っていても青い海を見渡せ、夜はベッドの上からでも街の輝くイルミネーションを満喫できる、ロマンチックなひと時を過ごせる客室なのです。

The Market

「市場」という店名どおり地元の旬の味覚を大切にした、美食・絶景を愉しむ大人の空間。

ランチメニューからのおすすめ2品。手前の「ロコモコ」$26は和牛ビーフを使っていて、目玉焼きの上にネギの一種、スカリオンを散らしてあるのがユニークです。奥はサンドイッチの「アボカドBLT」$18。全粒粉パンにスモークしたゴーダチーズ、アボカド、バターレタス、地元産トマトなど具沢山で、スイートポテトフライを添えてサーブされます。

エヴァタワーの8階、フロントデスク正面にあるレストラン「ザ・マーケット」は東西に細長く、その南側全面がワイドオープンな極めて開放的空間です。

朝食・ランチ・ディナーと営業しているので、昼は海まで抜けている爽快な眺望を、サンセットタイムは赤く染まる夕焼けの空を、自然の涼風を感じながら美食メニューとともに楽しめます。

基本的ポリシーとしているのは、季節の旬の味覚を大切にすること。
店名が店名だけに、当然です。

そのためできる限りローカル農場や魚市場から新鮮な食材を仕入れ、時には黒板に売り切れ御免のキャッチ・オブ・ザ・デイ・メニューを表示するなどして、ハワイの豊かなグルメを提供しています。

高級ホテルの8階ということもあって、ウォークインの利用者はあまり見かけないだけに、バーカウンターなどは特に隠れ家的な大人の落ち着いた雰囲気に包まれます。

左:写真右側の全面がオープンな構造になっていて、カラカウア通りを挟んだ緑の公園越しに、ヒルトンのタワーや遠く太平洋まで望めます。営業時間は6時30分~22時。右:入り口付近のバーカウンターは、ディナー前にも後にも立ち寄りたいスポット。腕利きのミクソロジストによるオリジナリティあふれるカクテルが揃っています。手前は色鮮やかな「ハイビスカス・マルガリータ」。奥の「ココナッツ・フロヒート」はフローズンタイプなので、シャリシャリした食感が楽しめます。カクテルはすべて$14。近いうちにハッピーアワーも始めようと計画中だそうで、そちらも楽しみです。
Information

住所/383 Kalaimoku Street, Honolulu
電話/922-8111(代)
高速インターネット/客室内Wi-Fi。
無料宿泊料金/スタジオコーナー・オーシャンビュー$564~、スタジオダブルベッド・デラックスオーシャンビュー$613~、1ベッドルームスイート・グランドオーシャンビュー$735~、他
リゾートチャージ/なし
HP/ritzcarlton.com/jp/hotels/hawaii/waikiki